小鳥憩う大樹に 根っこしっかり張らせて
♪春が来たら 耳をあててごらん 大きなケヤキの樹の幹に
聞こえるだろう その暗い幹のなかを 樹液のかけのぼる音が♪
大きな樹を見ると耳をあてて聞く。子どもたちは「聞こえる」「聞こえる」と目を見張る。
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この美しい歌のように、この子たちが大きな根っこから栄養をくみ上げ、枝を繁らせ、花を咲かせ実をつけ、時には小鳥を憩わせる大樹に育ってくれることを願う。ものの本質を見極めていくと『根本』という言葉があるように、根っこに行き着く。
根っこ育て。地味で地道な仕事である。幼児期の保育に華やかなものを求める風潮が強いが、根をしっかり張ったものが後に見事な花を咲かせる。今、こどもを良く観ている保育者は、年々子どもが弱くなっているのを感じている。だからこそ花を開かせるのを急いではならないのだ。
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卒園期。樹液がかけ登る音は大人には聴こえないが、じっと目を凝らせば、子どもの中に根っこがみえる。体もできた。ものを認識し考える力の根っこもできた。仲間を信じ自分を信じる心の根も伸びている。あと小さな根がたくさんみえる。
がんばれ、根っこ。
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